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レポート・更新2020年2月11日

[AFCチャンピオンズリーグ 2020グループステージMD1 vs.ジョホール]FOCUS トルステン フィンク監督

FOCUS |トルステン フィンク監督

 今年最初のタイトルマッチ、FUJI XEROX SUPER CUPで、昨年のJ1リーグ覇者、横浜F・マリノス戦をPK戦の末に征し、安堵の表情を浮かべた。

「本当にいいスタートを切れた。選手が勝利への強いこだわりと意思を示してくれたことで、常にリードをする展開に持ち込めた」

 始動から約2週間。選手のコンディション、チームの完成度は決して万全ではなかったが、キャンプ中にも話していた通り「その時点の最大値」を意識して試合に臨み、掴んだ『タイトル』だった。

「今シーズンは中3〜4日のペースで試合が行われることも多く、最大で60もの試合を戦うと考えても、常に同じ11人で試合に臨むことは不可能です。であればこそ、その都度、選手のコンディションや組み合わせを見極め、目の前の試合でチームの最大値を発揮できる布陣を考えなければいけません。その上で、自分たちのサッカーが一定レベル以上で発揮することができるように、私自身にも昨年以上の柔軟性を求めながら、全員でシーズンを戦っていこうと思っています」

 理想のスタイルは、就任当初から掲げている『ポゼッションサッカー』だ。現有戦力のストロングポイントを踏まえ「今シーズンも我々の戦いのベースになる」と断言している。ただ、だからと言って、常にそのサッカーが有効だとは思っていない。これは、システムもだ。

「私には結果を求めるためのアイデアがあります。それを実行するのがリーダーとしての役目だからこそ、今シーズンもピッチで起きること全てに責任を持ち、自分の信念に従って結果を求めたいと思っています。それと同時に、『結果』を求めるには、シーズン序盤、暑い夏の時期、連戦、Jリーグ、AFCチャンピオンズリーグ…など、対戦相手、環境、選手の状態を見極めて、時にサッカースタイルを変化させることも必要だと思っています。状況によっては時に、カウンターサッカーの方が有効なこともあるからです。これはシステムについても同様の考えで、昨年も3バックから4バックに変えたようにシステム変更も視野に入れています。と言っても、大事なのは数字上のシステムではなく、機能性です。形を変えても、ピッチに立つ11人が常に仲間の動き、特徴を理解して自動的にプレーできるチームを作りたいと思っています」

 個の力を最大限に引き出し、コレクティブにチームをまとめ上げる。我らが指揮官は、今シーズンもその手腕でヴィッセルをさらなる高みへと導いていく。

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